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高齢者と音楽、あるいは身体共鳴現象と職場環境

敬老の日が近づいてきたので、骨伝導音声増幅器「きくちゃん」も出荷がピークになりました。
この「きくちゃん」を使って音楽鑑賞をする高齢者の方もいます。
今までボリュームを上げないとよく聞こえないことから、近所迷惑になってしまい自粛していたというケースがあります。だからといって補聴器を使用するということもあまりなく、半分以上諦めていたというのです。

ところで、音楽は何で聴きますか?

当然、健聴者の方は耳で聴くと答えると思います。鼓膜の振動が有毛細胞を経て脳幹に伝えられ、脳で音を認識する、この通常の経路について知識はなくても体感で分かっています。
敬老の日のプレゼントなどで骨伝導音声増幅器「きくちゃん」を贈られ、実際に使ってみると、音楽は耳で聴くだけではない、ということをこれも体感で理解します。

鼓膜に伝わる空気伝導だけで聴いているわけではないと知ったとき、中には衝撃を受ける方もいるほどです。

この骨伝導に関連して、こんな表現を使いませんか? 低音を「腹に響く」という表現です。
耳だけでなく、骨伝導によって音声が伝わるとしても、腹は関係ないのではないかと思われます。ところが、そんな低音を聴いているとき、実は骨盤が振動を起こしているというのです。
高音であれば、頭に響くとか、頭に抜けるような甲高い音、などともいいます。このときも頭蓋骨が振動を起こしているとしたら、どうでしょうか。
実は骨伝導は体の様々な器官に関係していることが分かっています。

さらに、体毛や眼球などの高周波知覚、精巣・子宮を含む内臓部分に低周波ゆらぎ知覚等、単純に音声を聴くといっても、伝達力だけでなく音の認識能力が様々な部位で関係してくるのです。
まさに身体共鳴現象です。
従って全身で音楽を堪能する能力を人間は有していることが分かります。

そこで思い出すのがライブハウスやコンサートホールです。
実際の会場で聴くのと、家でCDなどで聴くのとやはり違います。いつも家で聴いている曲をなぜわざわざライブで聴きに行くのか? それは別物だからです。

この「身体共鳴現象」が強く発生するのは、当然ながら音楽だけではありません。
「低周波」による公害もまさにこの「身体共鳴現象」によるものです。

低周波音は骨や内臓を直接振動させる力を持っているので、かなり身体で感じることができます。
この低周波は、落雷や地震、津波等の地鳴りに含まれています。災害の多くなった日本では、この低周波を感じることがトラウマのようになってしまった方も多くいると想像できます。
古来からのそんなマイナス要素の多い低周波を聴いてきた人間としては、おそらくDNAに低周波音の身体共鳴 = 生命の危険 という等式が刻まれ、自律神経が認識するようになっているといわれます。

危険信号によって意図的に身体共鳴現象を強く起こすことで、とんでもない迫力を生み出すのが、ライブハウスやコンサートの音楽です。

音楽は意図的なものですが、低周波を発生する工場の騒音環境とばると全く別物です。無視できない問題といえます。
しかしそんな環境の一番の問題点は、情報伝達能力の欠如です。聞こえないことで、情報が伝わらないというのは最も危険な状態です。
身体共鳴現象と一緒に問題点を整理する必要があるかと思います。

ここでも解決策は骨伝導です。
詳しくはまた改めて

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