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伊興子育観音にて、高齢者と子育ての関係から老人性難聴を考える

厚生労働省「国民生活基礎調査」のデータによると、、子ども(1歳6か月)が育児をふだん受けているのは、「母」が95.4%と最も高く、「父」が49.4%でこれに続き、「祖母」で26.1%、「祖父」は10.6%となっているそうです。(複数回答)

つまり、子どもの4人に1人が祖母から、10人に1人が祖父から育児を受けていることになります。

さらに興味深いデータがあって、高齢者のうち「生きがい(喜びや楽しみ)を感じている」と答えたものの割合は、小さな子どもの世話をしている高齢者では91.3%にもなっているようです。

このような背景から、現在、市町村やNPOなどで、その地域の中で、高齢者が積極的に子育てを支援する取組が広がりつつあるようです。

しかし高齢者は視力もそうですが、耳が遠くなり、コミュニケーション能力が衰えてくると、子育てという生きがいそのものを奪うことにもなります。
そのためにも孫やひ孫の声を届けてあげる環境をつくっていくのが肝心です。

そこで今回、古くから子育て観音として地域の信仰を集めてる東京都足立区の実相院にて、骨伝導音声増幅器きくちゃんを持ち込みました。ここできくちゃんを使ってみます。

 → 骨伝導音声増幅器きくちゃんはこちら

伊興子育観音で知られる実相院は、真言宗豊山派の寺院で、寶光山実相院横沼寺と号します。
寺院の歴史は古く、天平年間に行基菩薩による開山といわれます。

この付近一帯が横沼と呼ばれていたことから横沼寺と寺号がついたといわれます。
また、前九年後三年の役では源頼義・義家父子が戦勝祈願をし寺領を寄進したといいます。

現在は、荒綾八十八ヶ所霊場41番札所、伊興七福神大黒天・弁財天・毘沙門天、武蔵国三十三ヶ所霊場23番、武蔵国八十八ヶ所霊場3番になっています。

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本尊である聖観世音菩薩が、古くから子育観音として信仰をあつめてきました。現在、東京都の有形文化財に指定されています。

この子育観音を安置した観音堂の境内は、現在では想像できないほどに広大だったといいます。
また、江戸時代半ば、御三家紀伊徳川藩主宗将が奉納したとされる仏画両界曼荼羅(区指定文化財)もあります。

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行基菩薩による開山、源頼義・義家父子の伝説と、都内の住宅街にある寺院としては、驚くほど貴重な存在です。
まさに霊験あらたかな子育観音といった雰囲気に満ちています。

周囲の音声は意外に静かで、クルマはこの寺院を正面と西側を通るクランク型の変形交差点で通り過ぎる程度で、それほど多いという印象はありません。それでも重いディーゼル音を響かせるトラックの音も時々聞こえます。

きくちゃんの集音マイクで周囲の音声を拾い、耳だけでなく骨でも聴きます。
骨伝導の威力により、かすかな風の音まで聞こえますが、雑音は少ないといえます。

子育てを考えるわけですから、ここで子供の声が届けばOKです。
ただ子供は元気に走り回ることも多く、マイクとの距離によっては聞こえにくくなります。また、きくちゃんが他の一般的な補聴器と異なる点もよく分かります。
マイクの集音角度です。

360度すべての音声をひろいません。
従ってマイクを向けた方向の音声が中心で、後ろで大きなノイズが発生しても、増幅されて骨に響くことはありません。補聴器を嫌がる高齢者にはこのノイズを嫌う人が多いので、そういう点ではかなり重宝します。

逆に、子供を見失った場合には、子供声が聞こえる方向を向かなければならないので、その点は弱点といえるかもしれません。

メリットもデメリットもありますが、子育てに生きがいを感じる高齢者にとって、補聴器のような大げさなことではなく、気軽に使えるということは大きいといえるでしょう。

霊験あらたかな子育観音に、このような最先端の骨伝導技術が普及し、高齢者により生きがいを感じて欲しいと祈願して帰途につきました。

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