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Journey and Bone Conduction Product
8.172015
事故が発生してからでは遅い! 軍隊に学ぶ騒音下での情報共有術
業務用骨伝導ヘッドセットは、それぞれの現場環境にあわせるため、ヒアリング、使用無線機の機種・出力、テスト実験等の段階を経て、最も適した提案をさせて頂くことがあります。この流れの場合、最終的にカスタマイズ納品ということになるケースが多く、どうしても納品にお時間を頂くことがあります。
しかし、怒涛の勢いで納期を迫られるケースも過去にありました。
もちろん予算の関係や、それぞれの社内事情もあるのでしょうが、急かされる最も多い理由の一つに「事故」があります。
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工場や各種現場などで事故が発生する場合、最終的には人的な判断が左右するケースが多々あります。オートメーション機能や防災対策があっても、「人」の判断ミス、情報の遮断などにより、小さな事故が深刻になり、最悪の場合には人命にも関わってくることもあります。
特に情報共有化がはかれない状況は、人に正確な判断を促すことができないため、被害を拡大させることに繋がりかねません。また情報がないということほど、パニックを引き起こしかねないものです。
安全対策として、情報発信としての放送設備や、ヘッドセット(俗に言うインカム)の導入、初歩的なものとしては内線電話、インターフォンなどがあります。
しかし、
大きな音を発生する工場や現場、あるいは防護マスクを使用したりする場面では、どうでしょうか?
騒音により音声が途絶えてしまいます。
耳に入れるイヤホンやヘッドセットでは、聞き取れないケースが多くあります。
防護マスクをしていれば無線機をセットしていたとしても、口元が塞がっているためすぐに発信することはできません。イヤマフや耳栓使用の現場では、当然ながら音声の聞き取りは不可能です。
このように情報が遮断された状況が、事故の被害を拡大させることが多々あるのです。
冒頭に述べた納期を急かされる原因の「事故」とは、再発防止策を早急に整備させることを要求された場合に起こります。外部監査なのか、労働組合なのか、それとも内部なのか、とにかく二度と事故を拡大させないための情報共有化策が早急に求められるのでしょう。
おそらく最初から骨伝導機器に行き着いたわけではないのでしょう。調査期間が長引き、最終的にたどり着いた骨伝導機器の検証時間が短くなったものと思われます。しかも騒音の中でも情報をしっかりとキャッチできる道具として骨伝導を検討したとしても、どの製品でも対応できるわけではありません。それぞれのメーカーの製品を比較し、最終的に最も安全管理上優れていると判断するのは米軍の爆撃音でも聞き取れる特許技術の骨伝導製品となります。
さらに、その工場や現場で無線機・トランシーバーを導入しているかどうかの問題もあります。情報共有化を実現するための骨伝導機器といえども、デバイスあってのものです。無線機を使用していない現場では、その機種選択も難問になります。
携帯電話の選択とは異なりますが、機種やメーカーの違い、さらには骨伝導機器との接続についてのコネクタ、PTTスイッチ、インターフェイスなど、初めての現場ではかなり厄介です。
しかし、事故になってからでは遅いのです。
免許の入らない簡易的なトランシーバーでも、業務用の骨伝導ヘッドセットを装着して、この難問を簡単に解決できたケースもあります。
もちろん騒音の程度や防護マスク、面体などの条件により、骨伝導ヘッドセットの種類は最適なものになり、またトランシーバーも出力を考えなければならなくなります。
それでもこの可能性が開けるというのは企業にとって、とても大きな前進になります。
無線機とは縁のなかった現場でも、ハンズフリーにすることで使い勝手は向上します。
これに骨伝導ヘッドセットや骨伝導マイクとの組み合わせで、現場の安全管理や効率性のマネジメントに大きく関係することでしょう。
この機会に騒音の工場や現場を持つ企業様は、お考え頂くのが良いと思います。
従業員のため、そして企業のため、この程度の出費でよいのなら、費用対効果は抜群です。
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