通話不可能な騒音状態・戦場 それでも通話を可能にしているのは?
激しい爆音の中で情報通信を円滑に行うのは、日常の常識では不可能な話です。
身近な例では、すぐ横を通り過ぎる電車の音に邪魔されて携帯電話での通話が邪魔された経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。騒音の激しい工場内で電話ができないため、別の部屋に移ったという経験もあるかもしれません。
騒音が邪魔して通話ができないのは、通話相手より大きな騒音が耳に同時に入ってくるからです。
しかし米軍をはじめ、世界の軍隊では爆音の中でも通話をしています。
爆音が炸裂する中でも通信できなければ情報伝達に支障を来たすわけですから、必然的にこの過酷な環境での通信技術の開発を進めてきました。ただイヤマフや耳栓をしていても爆音は容赦なく聞こえてくる状態で、いかにスピーカーやマイクの性能を上げたとしても限界があります。
この過酷な状況下に画期的な技術が答えを導きました。
実に単純な方法です。耳を使うから爆音のような激しい騒音に邪魔されるわけなので、耳を使わなければ良いということなのです。それが骨伝導を使った通信技術です。
しかし、骨伝導を使えばすべて解決するというような甘い話ではありません。
試しにインターネットで安い骨伝導ヘッドホンでも購入してみてください。耳ではなく骨から聞こえるという感覚は分かると思いますが、これを騒音の激しい工場などで使ってみれば、おそらくがっかりされることと思います。やはり騒音が邪魔をして、せっかく骨伝導を使った音声の流れも遮断されてしまう現実に直面するはずです。
もちろん耳栓を使ったりすると改善されるわけですが、抜本的な問題解決には至りません。
要するに過酷な状況下であっても安定した力を発揮させるパワーと、使い勝手を考えた場合の小型化といった要素をあわせもつ骨伝導スピーカーが必要なわけです。骨伝導を使っていれば良いというのではなく、実際の米軍で使えるようなパワーと技術力が必要不可欠ということになります。
そのパワーと技術力を特許製品として世に出した骨伝導機器(ヘッドセット・マイク)こそが、米軍をはじめ世界各国の軍事力に貢献しているともいえます。当然ながらその技術を活かし骨伝導ヘッドセットであれば、騒音の激しい工場などで多大な実績をあげるのは、むしろ当然の結果といえるでしょう。逆にいえば、そこまでの信頼性のある骨伝導機器でなければこの実績は不可能といえます。
従って巷にある骨伝導製品とは一線を画した米軍採用・特許技術の製品だけを扱う「骨で聴く.com」は、業務用から一般者向けまですべて世界の最先端基準のものだけを扱っています。もし他社製品と比較する機会があれば、ぜひお試しください。また、現代の骨伝導技術の最先端製品ですので、ここで扱う製品でも無理な場合は、世界のどの製品でも聞こえないと思って頂いても構いません。
用途別骨伝導ヘッドセット
- 高騒音環境対応(無線機・インターフェイス)
- 通常騒音環境対応(無線機・インターフェイス)
- 警備・特殊装備(インターフェイス・携帯電話)
- 一般用(携帯電話) 詳細ページへ
米軍採用の特許技術を駆使した骨伝導機器が使われる、その具体的な理由とは?
性能面は当然として、骨伝導機器が使われる理由には、その特長として「耳を使わない」ことが挙げられます。
米軍をはじめ、日本では自衛隊、警察庁、消防庁等では通信手段として骨伝導方式を使い、その骨伝導スピーカーの特許技術を採用しました。知る人ぞ知る日本の最新技術です。
さらに耳を使わないということは、耳を塞ぐ必要がないことから、店舗等の現場でも顧客の声と通信する声を使い分けることもできます。目の前のお客様が話す声は自身の耳で聞き、無線機で指示される声は骨伝導で聞くということが可能なのです。
さらに、今まで不可能だった爆音下の通信手段だけでなく、耳の不自由な方にも補聴器や音声増幅器としても応用されました。
以前にフジテレビや各新聞等でも紹介されましたが、『日経ビジネスON LINE』では、「米軍が認めた骨伝導技術」としても取り上げられました。
聴覚神経は正常なのに鼓膜までの器官に損傷や劣化がある方などは、耳を使わない骨伝導では何ら問題なく聞くことが可能です。すべての難聴に万能というわけではありませんが、高額な補聴器を購入しても使わないケースが多く見られることから、手軽に必要なときだけ使うという方法で骨伝導を活用するのも有効といえます。
しかし日本で骨伝導技術が一般に普及しているか、というと必ずしもそうではありません。補聴器の普及ですら欧米に比較して遅れていることから、この驚くべき技術はまだまだこれから普及していくのかもしれません。むしろ、これからが成長曲線を描く可能性もあります。
最先端技術の骨伝導の秘密
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